今回も前回同様、2011年の東京モーターショーを振り返ってみる。今回は未来を連想させるクルマたちを見ていくことにする。
「20XX年の未来を具現化したコンセントカー」として注目を集めたのが、トヨタ「Fun-Vii(ファン・ヴィー)」だ。車体とインテリアのすべての面をタッチディスプレイ化したのが最大の特徴。
ディスプレイはネットワークと接続されており、ドライバーの好みの色に変更できる。一度買ったらそう簡単にはボディデザインを変えられない。という常識を覆した一台だろう。
内装の撮影はできなかったが、車内もディスプレイで覆われているため、気分に合わせてデザインを自由に変更可能だ。
次世代モビリティとして展示されていたのがダイハツ「FC商CASE」だ。貴金属フリーの液体燃料電池を搭載し、CO2排出ゼロを目指した一台。
自動車に見えないデザインを目指したというが、四角いボディで室内空間はかなり広くとられており、かなり快適に乗車できそうだ。
このボディ形状で軽自動車規格だというからまた驚いた。
トヨタの水素燃料自動車のコンセプトカーがはじめて公開されたのはこの「FCV-R」が初。リアシートの下に水素タンクを配置することで、広い室内空間を実現している。
700km以上の航続距離を誇り、長距離移動にも不安はない。
今となれば目新しいデザインではないが、公開当初は近未来を感じた。
次回は商用車を中心に紹介してみようかと思う。