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はじめての森山大道。

コロナ禍ではあるが、感染対策を徹底して、鑑賞してきた「はじめての森山大道。」展。

会場内での写真撮影が可能だったため、その様子を紹介しよう。

ちなみに、写真家の展覧会に足を運んでおきながら、会場内をスマホで撮影した。

ボタンひとつで切り替え可能な広角カメラ。とても役に立った。

どんな写真家なのかを「知る」

「犬の町」

この写真が与える印象はかなり強烈なものがある。森山氏を代表する一枚。

インパクトのある犬の写真の次は、森山氏の経歴を展示。

まったく知らない写真家だったとしても、まったく問題ない。

これらたくさんの写真を眺めることで、見えてくるものがある。

風景というより、街。人。

そして、モノクロ。

「写真をアートとか芸術というふうには考えない」

スマホで誰でもかんたんに写真が撮れるいまの時代。

撮られてもそのほとんどがSNSなどに投稿され多くの人の目にさらされるものの、

印刷はされない。

「どんな写真でも印刷してなんぼ」

いろいろ考えさせられる。

網タイツとコラボ

代表的な作品のひとつ『Tights』。

網タイツをコラボしたホンダのバイクやスニーカーなども展示。

網タイツと言われなければ気づかないくらいデザインとしてマッチしている。

撮影はコンビニエントなカメラで!

写真家はどんなカメラを使っているのか?

少しでも写真やカメラに触れてきた人なら誰しもが気になるはず。

それが世界的に名のしれた写真家ともなればなおさらだ。

しかし、森山氏の愛用しているカメラを見て驚くと同時に拍子抜けした。

決してプロ向けとは言えないコンパクトカメラ。

なのに、こんなにかっこいい写真が撮れるなんて。

カメラの価格や機能、スペックに踊らされているつもりはなかったが、

正直、カメラに対する考え方が変わった気がする。

物販コーナーも充実

たくさんのグッズが展開されている写真家もそういない。

Tシャツ、クッション、くつ下、コーヒーカップ。

デザインを見ただけですぐにわかる! という特徴がうまく取り入れられている。

モノクロを象徴するカレーまである
「KURO TO SHIRO CURRY」

撮らなければ、見えてこない

写真は、一瞬を記録することだ。

もう二度と訪れないその瞬間を、いつまでも残すことができる。

そのわずかな一瞬を残したいから撮る。カメラなんてなんだっていい。

撮った写真があとから評価され、芸術となり、アートとなることはある。

しかし、撮っているその一瞬は、そんなことを微塵も思っていない。

「写真をアートとか芸術というふうには考えない」

その言葉が強く印象に残った。

入場するともらえる「森山大道フィルム風しおり」

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