長らく愛用していたロジクールのゲーミングマウスが壊れてしまったため、
新しいマウスを導入した。
同じくロジクールの「MX VERTICAL アドバイス エルゴノミック マウス」だ。
まず、その独特なカタチをじっくりとご覧いただこう。
え?これがマウス??と、一瞬思った。
なんとも言えない、まるで貝のようなシルエット。
こんなんじゃ、使いにくいに決まっている、そう思っていた。
しかし、実際は違った。
とても使いやすい!
細かいスペックなどはどうでもいい。そんな気分になるこのマウス。
最大の特徴は、カタチと握り心地に尽きる。
まるで誰かと握手をしているかのような握り心地だ。
それでいて、手首に負担のかからない自然な角度をキープできるので、
長時間の操作でも疲れにくい。
実際に細かい作業をしてみたが、これまでのマウスに比べて、
マウスから手を離して休めている時間が明らかに少ないことに気づいた。つまり、ずっと握っていても疲れないということ。
パッケージには、
「この製品はユニークな体験。形状に慣れるのに多少の期間を考慮して」
などと記述してあったが、多少の期間は必要なさそうだ。
持って握った瞬間から“しっくり”きた。
この点においては、あくまで個人の感想であり、人によっては使いにくいと感じることもあるだろう。
専用のカーソル速度切り替えによって手の動きを少なくできる
感想:これまでの一般的な形状のマウスに比べれば手の動きが減った。が、
4分の1かどうかは実感できない。
3つの接続方法があり、利用用途に応じて選択できる
1.USB-Cケーブルによる有線接続
2.レシーバーによる無線接続
3.Bluetooth接続
感想:手の動きが減った分、有線接続であっても、ケーブルが邪魔に感じられないのはとてもいい。外出先などでノートPCを利用する場合にはBluetooth接続がオススメだが、自宅でじっくり作業するときは有線接続がいい。充電残量も気にしなくてすむ。
1分間のクイック充電で3時間の連続利用が可能
フル充電であれば最長4ヶ月利用できる
感想:開封して未充電の状態から、ものの数分(体感)で利用開始できた。この点は高評価だろう。
同梱品はいたってシンプル。
・製品本体
・Unifyingレシーバー
・充電用ケーブル(USB-C)
・クイック・スタート・ガイド
・保証規定
・保証書
クイック・スタート・ガイドは読まなくてもすぐに使える。
本体底面には、電源スイッチと、ペアリング先のチャネルを選択できるEasy-Switchボタンがある。
USB-Cケーブルの差込口は斜めになっているので少し挿しにくい。
充電中はランプが緑色に光る。
ランプ横の2つのボタンはデフォルトだと、ページの「戻る」「進む」になっている。他の機能を割り当てるなどカスタマイズ可能。
コントロールホイールはラッチ付きでクリック感のある小気味よい回し心地。
個人的にはラッチ付きが好き。
※ラッチとは・・・コントロールホイールを回した時のクリック感のことで、ラッチなしだと無段階でまわる。
マウスを利用する上で、一番の問題は手や肩への負担だと思う。
ネットのブラウジングくらいであれば問題ないが、
長時間かつ細かな作業をするとなると、
その問題はより重要となる。
人間工学に基づいた使いやすさ、負担軽減を全面に打ち出しながらも、
操作性の良さ、高速充電や複数の接続方法など使い勝手の良さを両立させた
このマウスは、オンオフ問わず活躍してくれることだろう。
難点を言えば、
カスタムボタンの少なさ、形状の大きさ、あたりだろう。
ただ、カスタムボタンをあまり利用しないユーザーであれば問題ないし、
持ち出しせずに自宅での使用がメインであればまったく問題ない。
気になったら、一度握ってみるといいだろう。
他の形状のマウスは使えなくなる!?
かもしれない。