昨日の警察庁発表によると、昨年(令和元年)の24時間以内の交通事故死者数は、3,215人となった。
一日あたり約8.8人。
1948年の統計開始以来、最も少ない人数だった。
ちなみに平成元年は11,086人だったので、71%の減少。
平成の間にだいぶ減ったことになる。
※以下、資料=警察庁交通局交通企画課
毎年というわけではないが、12月になると交通事故でなくなるケースが増える。年末になりいろいろと慌ただしくなり、注意力が散漫になるのかもしれない。
都道府県別に見ると、ワースト1位を独占していた愛知県が昨年189人から156人と、33人も減少に成功。
千葉県は172人で、昨年から14人減少したものの、ワースト1位となってしまった。
ちなみに最も少ない都道府県は、山梨県と島根県で25人。一ヶ月あたり約2人が交通事故で亡くなっていることになる。
交通事故による死者数が減少していることはいいことではあるが、決して手放しでは喜べない。
前述の事例でも紹介したように、痛ましい交通事故は発生し続けている。
現代の日本では一日あたり8~9人が交通事故で尊い命を失っているのだ。
この現実から目を背けることなく、身近なところから、できることからはじめていきたい。
この統計を見て、あらためて事故の悲惨さ、虚しさを実感した。