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12代目 新型カローラ

写真とデータでカローラを見つめ直す

昨日、12代目となる新型カローラが登場した。

各種スペックは公式サイトなどで確認してもらうとして、

ここでは、新型カローラの概要と、誕生から53年を迎えたカローラの歴史を振り返ってみようと思う。

まず新型カローラから。

セダンはスッキリとして近未来的なフォルムが特徴。ただ、遠目で見るとスバルインプレッサに見えなくもない。最近の流行りはこんなデザインなのか?

カローラ(セダン)

続いて、ワゴンタイプの「ツーリング」。

こちらも好印象。ただ、先に発売されているカローラスポーツと似ているため、インパクトに欠ける。このフロントデザインはワゴンにはぴったりの顔だろう。


カローラツーリング(ワゴン)

インテリアはシンプル。ただ、ディスプレイオーディオを標準搭載するなど、快適なドライブに寄与するツールはおさえている。もう少し収納が多いと嬉しい。

53年の歴史

ここからは、歴代のカローラを振り返ってみよう。過去に登場した11台ものカローラを一挙に紹介。

実写で見たことがあるのは何代目からだろうか。

▼初代 1966-1970

日本の本格的モータリゼーションに貢献

▼2代目 1970-1974

小型大衆車市場を牽引

▼3代目 1974-1979

ボディの大型化による衝突安全性向上を実現

▼4代目 1979-1983

直線基調の個性派モデル

▼5代目 1983-1987

大規模イメチェン&スポーツ性重視

▼6代目 1987-1991

世界を意識したハイクオリティセダン

▼7代目 1991-1995

ボディ拡大による高級化路線の頂点

▼8代目 1995-2000

トータルコストに配慮した近代化スタイルを実現

▼9代目 2000-2006

新たな顧客をターゲットにした新時代カローラ

▼10代目 2006-2012

グッドデザイン賞受賞

▼11代目 2012-2019

すべてを見直した日本市場最適化コンパクト

こうして歴代のカローラを見てみると、基本の部分は守りつつも、何度となく開発コンセプトやデザインの大幅変更によって、時代に合わせたクルマづくりが実施されてきた。その結果、53年もの間、途切れることなく脈々と作り継がれてきたのだろう。

個人的に記憶にあるのは5代目あたりから。近所にはずっとカローラを乗り継いでいる「カローリスト(勝手に命名)」が、新型に乗り換えるたびに見せてくれたのを覚えている。

カローラデータ

さらにここからは、カローラに関するデータでその偉業を確認してみよう。

※グラフやデータはトヨタの公式サイトより引用

▼グローバル累計販売台数

▼カローラが販売されているペース

▼販売国数

▼生産拠点数

▼累計生産台数

感想

▼全体

かつての大衆車が今では高級車(高価格帯車)になりつつある点が残念なところ。

高性能、高機能であれば仕方ないことではあるが。

ただ、日本と違って海外ではカローラの印象は異なる。

ヨーロッパやアメリカ、アジア各国では、カローラには「スポーツ車」もしくは「高級車」といったイメージが定着している。

そういった意味では、日本でもカローラは大衆車ではなくほどよい高級なスポーツ車というイメージを植え付けたいのかもしれない。

▼デザイン

冒頭でも書いたが、スバルのインプレッサに似た外観がちょっと残念。

しかし、かつてのカローラといえばおじさんが乗るクルマという古臭いイメージは払拭されている。その点は高く評価したい。

実際にトヨタの開発担当者も、若い世代の方にも積極的に提案していきたいと話していた。確かに、若者受けするデザインと機能を持ち合わせている。

カローラは今回のフルモデルチェンジで、新たな客層を取り込めるのか、注目していきたい。

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