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MSIデビュー

マザーボード世界一メーカー

1986年に台湾で創業した「MSI(Micro-Star International)」は世界でもトップクラスのマザーボードやグラフィックボード、ビデオカードを生産しているコンピューター関連の部品メーカーだ。近年はゲーミングPCやゲーミングノートPC、クリエイター向けノートPCなどの製品も展開している。

エントリー向け「GF63」を導入

このモデルの象徴でもある真っ赤なキーボード。電源投入時にはさらに赤く光る

今回は、ゲーミングノートPCの中でもエントリー向けとなる「GF63 8RC」をメインPCとして導入した。

MSIのノートPCのラインナップは主に「G」からはじまるモデルのゲーミング向けと「P」からはじまるモデルのクリエイター向けがあり、スペックの違いもさることながら、デザインが大きく異なる。

各シリーズの特徴を簡単にまとめてみよう。

▼GFシリーズ:エントリー向け、比較的低価格

▼GLシリーズ:性能と価格のバランスがいい通常モデル

▼GSシリーズ:薄型・軽量を追求した新シリーズ

▼GPシリーズ:高性能モデルをベースとしつつコスパに優れる

▼GEシリーズ:本格的ゲーマーが愛用するハイスペックモデル

▼GTシリーズ:プロが使うeスポーツ向けの超ハイエンドウルトラスペック

▼PS42シリーズ:シルバーを貴重としたシンプル&スタイリッシュなデザインで薄型軽量化に特化。スペックはゲーミングよりも抑えられている

▼PS63シリーズ:PS42よりはスペックが高くネイビーを貴重としたデザイン

▼P65シリーズ:クリエイター用としては最上級モデル。ゲーミングの上位モデルと同等のスペックを保持しつつ、オフィスでの使用であっても違和感がない

ブラックとレッドのコントラスト

では「GF63 8RC」の外観から見ていこう。

基本のデザインはシンプルなものだが、ブラックのボディに赤いキーボードが貴重となっている。

天板はMSIのロゴのみのシンプルデザイン
向かって左側面。左からファンの排気口、電源ジャック、USB3.1ポート
右側面。左からヘッドホン端子、マイク端子、USB3.1×2、USB-Cポート、LANポート
裏面。HDMIポート、ファンの排気口
本体底面。見えない部分とはいえ、「Xデザインエアスリット」によるスタイリッシュなデザインはさすが。中央にある「FACTORY SEAL」を個人ではがすとメーカー保証対象外となるので注意が必要
キー配列。「¥」キーと「バックスペースキー」の間に隙間がなかったり、「ろ」と「シフトキー」の間に隙間がなかったり、「ENTERキー」右側にもボタン配置があったりと、通常の日本語配列とは少々異なる。慣れるまでは使いにくい
電源ボタン。押しやすいが指紋が目立つ
画面ヒンジ部分はここまでしか開かない。まあ、ここまで開けば十分ではある
天板には高級感のあるヘアライン加工が施してある。光の当たり具合によってはキラキラする

ファンコントロールを内蔵

MSIのノートPCには「DRAGON CENTER」と呼ばれる、コンピューターの性能や機能をコントロールできるユーティリティーがはじめから実装されている。他のメーカーであれば有償でインストールすることになる。

CPUの温度やメモリの使用率などを瞬時に確認できるのはありがたい。

中でも、PCのファンの回転を制御できるファンコントロールは秀逸だ。

ファン速度は「自動」のほか、温度によって回転速度を決める「詳細」や強制的に高速回転させる「Cooler Boost」などから選択可能

例えば負荷の高い作業をしていて、CPUやGPUの温度が高温になってきたらファンを高速回転させて強制的に温度を下げ(Cooler Boost)、カクツキのない快適な操作を継続できる。

ノートPCでも6コアの時代

そのほか、GF63の特長をまとめてみよう。

▼6コア12スレッド

CPUをケチっても良いことは何ひとつない。最近はかつてのデスクトップ並の性能をノートPCでも実現している。

▼軽量1.86kg

重量が2kgをきるのはありがたい。頻繁に持ち出すわけではないが、2kgを超えると持ち出す気すらなくなる。

▼GeForce GTX 1050搭載

通常のPCではGPUはCPUに内蔵されているものが多い。が、CPU内蔵ではない独立したGPUがあるかないかでは処理性能に大きな差が出てくる。上を見ればきりがないが、やはり最低でもGTX1050くらいはほしいところ。国産ノートPCにはまず搭載されない。

▼狭額ベゼル

最薄部4.9mmの狭額縁デザイン。14インチクラスの本体でありながら15.6インチの画面サイズを実現しているという。ただ、上下の縁は太いのであまりメリットには感じなかった。

夏を乗り切れ!!キャンペーン

今なら、対象のPCを買うとバックパックが必ずもらえるという「夏を乗り切れ!!Going Summer キャンペーン 2019」を実施している。

GT、GS、GE、GPシリーズを買うと黒のバックパックが、

GL、GF、GV、PS、Pシリーズを買うとグレーのバックパックが

もらえるというキャンペーンだ。

※期間は2019年7月12日から9月30日まで

今回GFシリーズを買ったのでグレーのバックパックをいただいた。

実物を見るとキャンペーン写真よりも濃いグレーで、質感もよく丈夫でかなりよくできたバックパックだった。

詳細は次回以降、レビューしたいと思う。

スペック

OS:Windows 10 Home 64bit

ディスプレイ:15.6インチ フルHD ノングレア(非光沢)

CPU:Intel Core i7-8750H(2.2GHz Turbo4.1GHz 6コア12スレッド)

GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050 4GB GDDR5

チップセット:Intel HM370

メモリ:8GB DDR4(←増設可能)

SSD:512GB(M.2 NVMe)

バッテリー駆動時間:7時間

まとめ

半年以上、考えた。

何度も何度も熟考に熟考を重ねた上で、決めた。

ゲーミングノートPCを導入したものの、ゲームをプレイする予定はない(いまのところ)。

ではなぜ、エントリー向けとはいえ高性能なゲーミングノートPCを導入したのか。

なぜなら、RAW現像や動画編集に強いPCがよかった。それでいて持ち運べること。

本来、グラフィックに強いグラボを積んだPCならデスクトップ一択だ。ノートPCではスペースに限りがあり、マザーボードやGPUの搭載スペースに限界がある。その小さく狭いスペースにパーツを押し込むとなれば、必然的にコスパも悪くなる。

さらに、最大の課題は「熱」だ。排熱性の悪いノートPCでは本体そのものが熱くなり性能を発揮できなくなるばかりか、故障の原因にもなる。

しかし、持ち出すことも想定しておきたい。

デスクトップをメインPCとしつつ、持ち出す際のサブ機として高性能ノートPCを、という運用も可能だが、PCを2台も所有する余裕はなかった。

やはりノートPCがいい。

そこで候補になったのが、ファンコントロールによってPCの効率的な冷却が可能なMSIのノートPCだった。

駆動時間は実測で約2秒。かなり高速。

もう少し価格を抑えるため中古PCも考えた。本気で考えた。

しかし、デジモノである以上、今後のトラブルや故障は避けられない。

そういう意味でも中古ではなく新品の方がいいのかもしれない。

これから何年使うことになるか分からないが、仕事の効率を上げてくれるのは間違いなさそう。

よろしく!MSI!

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