本日、ソニーの大人気コンパクトデジタルカメラ「RXシリーズ」の最新モデル「RX100 Ⅶ」が発表された。
高級コンデジの先駆けとしても毎回注目を集める製品のひとつだ。
なんと言ってもウリは新開発のイメージセンサー「メモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサー」による、最高20コマ秒の高速連写。ブラックアウトしない連続撮影も実現している。
この高速連写は、ソニーのフルサイズミラーレスの最上級モデル「α9」と同等だというから驚きだ。
AF性能の高さも魅力だ。画面内で動く被写体を自動で追尾させたり、人だけでなく動物の瞳AFに対応したり、世界最多となる357点の像面位相差検出AFに加えてコントラストAF検出も前モデルの25点から425点に多分割化したりするなど、大幅なAF性能向上を果たしている。
これまでよりもさらにクリエイターにも満足できる商品開発を行った。その象徴と言えるのがマイク端子だろう。向かって左側には、シリーズでははじめて外部マイクの接続端子が実装されたのだ。
高性能外部マイクによる高品質音声の収録が可能となったことで、片手で手軽に運用できるのは嬉しい限り。Youtuberやビデオブロガーには重宝しそうな装備だろう。
今回からシューティンググリップを同梱したモデルも展開される。
ラインナップは本体のみの「DSC-RX100M7」のほか、以前から別売りで販売されていたシューティンググリップ「VCT-SGR1」と、マイクを載せるブラケット、予備のバッテリーパックをセットにしたシューティンググリップキット「DSC-RX100M7G」の2種類となる。
市場想定価格はDSC-RX100M7が14万5000円前後、DSC-RX100M7Gが15万5000円前後。
【スペック】
有効画素数:約2010万画素
画角:24-200mm
開放F値:2.8-4.5
光学ズーム:8倍
記録フォーマット:XAVC S、AVCHD規格 Ver2.0準拠(動画)
質量:約302g(バッテリー、メモリーカード含む)
価格は高級コンデジらしく、なかなか簡単に手の出せるものではない。
とはいえ、40万円以上するα9と同等の連射性能や、コンデジならではの手軽さ、ツァイスレンズによる高画質、拡張性の高さなどを考えれば、サブカメラとしてはもちろんのこと、メインカメラとしても充分に満足できる一台と言えそうだ。