カメラメーカーシェア

BCN AWARD 2019

久しぶりにガジェットネタです。

今回は昨年（2018年1月1日～2018年12月31日）に一番売れたカメラメーカーを部門ごとに紹介する。カメラを生産するメーカーの現状とは。

※全国の量販店の実売POSデータを集計した「BCNランキング」に基づいたデータ　参考：BCN

デジタル一眼レフ部門

1位　キヤノン　57.4％

2位　ニコン　39.3％

3位　リコー（ペンタックス）　3.1％

【デジタル一眼レフ】一眼レフはもう終わり。これからはミラーレスの時代だ！と言われながら、今でも需要があるのは確かだ。業界最大手キヤノンもミラーレスへ参入しつつも、一眼レフはまだ継続していくとしている。ミラーレスへ移行している人も多いが、すぐには終焉とはならないだろう。

ミラーレス部門

1位　キヤノン　31.6％

2位　オリンパス　23.5％

3位　ソニー　22.7％

【ミラーレス】猫も杓子もミラーレス。カメラと言えばミラーレス。長らくオリンパスがシェアトップに君臨していたが、キヤノンがミラーレスでもトップにたった。相変わらずソニーの勢いも止まらない。2位のオリンパスと0.8％差まで迫っている。今後のランキングに大きな変動があるとすればミラーレス部門だろう。

コンパクトデジタルカメラ部門

1位　ニコン　31.5％

2位　キヤノン　29.8％

3位　ソニー　11.9％

【コンパクトデジタルカメラ】スマホに食われてしまったいわゆるコンデジ。そうはいってもスマホでは撮れない写真が撮れる、はずだった。今ではスマホのカメラ機能の進化も著しい。この部門はますます衰退の一途をたどるばかり。唯一の用途といえば、スマホのサブ機としてぐらいか？

交換レンズ部門

1位　キヤノン　20.7％

2位　シグマ　15.7％

3位　ニコン　13.7％

【交換レンズ】レンズと言ったらキヤノン。その言葉通り、キヤノンは強い。サードパーティ製として他メーカーのカメラにも使えるシグマのレンズも高いシェアを誇る。

ビデオカメラ部門

1位　パナソニック　45.8％

2位　ソニー　35.1％

3位　JVCケンウッド　13.1％

【ビデオカメラ】ミラーレス一眼でも動画の機能が優秀で人気が高いパナソニック。長らくソニーが首位に立っていたがここ最近はパナソニックがトップに。JVCケンウッドが後を追う。

アクションカム部門

1位　GoPro　74.3％

2位　ソニー　8.5％

3位　SAC　7.2％

【アクションカム】アクションカムといえばGoProというくらい定番化している。販売台数も多く、様々なアクセサリーが登場しているのも購入を後押ししてくれる。大手ソニーがそのあとに続くが、その他はどんぐりの背比べ。

まとめ

スマホの普及、進化によってより多くの場面で、多くの人が写真・動画を撮れるようになった。手段を問わない撮影人口だけみてもかなり多いだろう。しかし、手軽に撮れるようになった一方、一眼レフをはじめとする本格的な機材は売れなくなってきている。そうした中でも、スマホでは撮れない作品を求めるユーザーにとって需要はある。今後縮小していくと予想されているカメラ業界だが、今後の動向にも注目していこう。