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高齢者限定免許創設

免許返納後に運転して帰宅

政府による関係閣僚会議によって、高齢者は安全性の高い装置の付いたクルマに限って運転を認める「安全機能付き高齢者限定免許」の新設を決定した。

池袋で発生した、幼い子と母親が死亡するという痛ましい高齢者による交通死亡事故以降、免許の返納が相次いでいるらしい。

しかし、免許を返納したところで、本当に運転しないかどうかは疑わしい面もある。生活する上でクルマが足となっている人にとっては、その足を奪うことになるだけでなく、社会的に道路交通の世界から排除されたように思ってしまうのだ。

地方では、免許を返納する手続きのためにクルマで免許センターを訪れ、免許を返納した後にクルマで帰るという事例も多く発生しているという。

全員には義務付けない?

具体的には75歳以上の高齢者が対象となる。衝突を軽減するブレーキや、アクセルとブレーキの踏み間違いを抑制する装置、車線の逸脱を防止・抑止する装置などが実装されているクルマの運転に限定するという。

しかし、75歳以上全員に義務付けるのではなく選択制にするという情報もある。高齢者自身が限定免許を選択しなかった場合、まったく意味がない。

2020年度以降に実現予定

仮に、安全装置を取り付けたとしても、

どのような製品を取り付ければいいのか?

本当に正常に作動するのか?

正常に作動したとしても本当に安全性に問題がないのか?

誰が装置の検査・点検をするのか?

費用は誰が負担するのか?補助金は出るのか?

そういった一定の基準も必要となる。今年中には詳細を決めていくとされているものの、そう簡単には実現しないような気がする。

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