日頃、お取り寄せグルメには興味はない。
ましてや、スーパーやコンビニへ行けばすぐにでも手に入るような日用食料品となれば、なおさらのことだ。
しかし、唯一定期的にお取り寄せしている食品がある。
由比缶詰所が販売している「ホワイトシップ印 特選まぐろ油漬」だ。
いわゆるツナ缶。
かつて頂き物を食してからというもの、無性に食べたくなる時がある。
静岡県の中部に位置する由比。
かつての宿場町の面影が残る静かな港町に由比缶詰所はある。
昭和23年に創業した同社は、昔から缶詰の製造をおこなってきたという。
様々な缶詰を製造している中で、誇れる自社ブランドを、という思いから自社ブランド「ホワイトシップ」を生み出した。
素材にはこだわりがある。
ツナには鮮度のいい「夏びん長まぐろ」を使用。白い肉質はホワイトミートを呼ばれ、ツナ缶としては最高級とされる。脂ののりがいい春から夏にかけてのまぐろを使用している。
油には綿実油とオリーブ油を使用。まぐろとの相性がよく、熟成によってまろやかに仕上がるようだ。
製造された缶詰は、最低でも半年間は出荷されずに寝かされるという。
熟成させることでまぐろと油がなじんでまろやかな風味に仕上がる。
いつも注文する3種類のツナ缶を紹介していこう。
▼特選まぐろ油漬(綿実油)ファンシー
ファンシーは、まぐろの肉をほぐさずにそのまま油漬にしたもの。
肉質がしっかりとしていて歯ごたえがある。
かめばかむほどうま味がこみあげてくるよう。
▼特選まぐろ油漬(綿実油)フレーク
フレークはその名の通り、細かくほぐしてあるタイプ。
こちらは肉質が柔らかくサラダに混ぜたり料理に使う際に重宝する。
もちろんそのまま食べてもうまい。
▼特選まぐろオリーブ油漬 ファンシー
こちらは綿実油ではなく、オリーブ油を使用したタイプ。
オリーブ油特有のクセや後味はなく、まぐろと充分になじんでいて食べやすい。
オリーブ油なので、サラダとの相性は抜群。
レタスとあえてレモン汁だけで食べたり、黒コショウだけで食べると、より一層素材の味が引き立つ印象だ。ドレッシングなどいらない。
やはりおすすめはファンシー(綿実油でもオリーブ油でも)。
肉質がしっかりとしていて、歯ごたえがいい。
自分でくずしながら食べるのも楽しい。
フレークは料理に使ったり、サラダにあえたり、パンにはさむには便利。
ただファンシーの方が少し高価。
スーパーやコンビニではなかなか買えないが、オンラインショップでの購入は可能なので、いつでもありつけるのはうれしい。