軒並み40度を超えた去年と同様、今年の夏もきっと暑い。クーラーの効いた涼しい部屋でのんびり過ごすのももちろんアリだが、やっぱり夏は外に出て汗をかきたい。
そこでこの夏、レジャー向きおすすめのクルマを紹介していこう。
ドライブはもちろん、キャンプ、アウトドア、釣り、ゴルフといったレジャーに向いたクルマをピックアップして、なぜこのクルマなのか解説していく。
2016年に22年の歴史にいったんは幕を下ろしたRAV4だったが、3年ぶりに復活を果たしたことで話題となっている。
大きな特徴は、アウトドアでの利用を想定してオフロード性能を際立たせたデザイン(TwoTone)と、街乗りでの利用を想定して居住性やユーティリティといったオンロード性能を際立たせたデザイン(MonoTone)の2種類を提案している点だ。
ラゲッジスペースも広くたくさんの荷物を積むことができる。濡れたものを積んでも簡単に掃除ができるデッキポートなども活躍しそう。
さらに、トヨタブランドとしては国内で初となる「ハンズフリーパワーバックドア」を搭載。この機能は、足先をリア下部に近づけるだけで、リアハッチが自動で開閉するというもの。両手がふさがっている状態であっても手を使わずにドアを開けられるのだ。
配達など仕事に使われるイメージが強い軽商用バン。しかし、ホンダから仕事だけでなく趣味に大活用できるバンがある。N-VANだ。
なぜいままでなかったのかと思うほど、使い勝手がいいのが魅力。
最大の魅力といえるのが、助手席を倒すと前から後ろまですべてがフラットになる「ダブルビッグ大開口」だろう。Bピラーを排除したことで、クルマサイド側からのアクセスも抜群なのだ。
いくつのかの利用シーンを見てみよう。
▼車中泊
▼バイク
▼釣り
▼サーフィン
▼自転車
選べるデザインも魅力。
仕事など商用向けシンプルデザイン「G」「L」のほか、丸目のヘッドライトでポップなデザインの「+STYLE FUN」、ルーフを低くしてクールな印象を与えた「+STYLE COOL」の3種から選択できる。
売れに売れている超本格SUVの大定番の新モデル。売れすぎて在庫がなくすぐには買えないほどの人気。やはりその理由は登場時から一切ブレない悪路走破性と、カスタム性の高いスクエアなデザインに尽きる。
この夏レジャーに行くなら道中さまざまな悪路に遭遇するはずだ。ジムニーならどこまででも行けること間違いない。
ゴツゴツした岩場でも
急な坂道でも
40年以上受け継がれてきた、クルマの骨格部分である「ラダーフレーム」にこそ、ジムニーがここまで強靭な悪路走破性を実現してきた秘密がある。
その仕組みを見ていこう。
下記写真をご覧いただきたい。
現在のジムニーに採用されているラダーフレームには、Xメンバーと呼ばれるフレームと、前後に2つの追加クロスメンバーと呼ばれるフレームを取り付けた。これによって従来のジムニーよりもねじり剛性が約1.5倍も向上している。
さらに、フレームと車体をつなぐボディマウントゴムは、上下方向を柔らかくし、水平方向を硬くした。よって、乗り心地の向上と操縦の安定性を両立させた。
ジムニーの特長に「3リンクリジットアクスル式サスペンション」の実装も挙げられる。
通常の乗用車などには乗り心地を重視した「独立懸架式サスペンション」が採用されることが多い。しかし、車体本体と地面との間の空間(対地クリアランス)が小さくなるため、車体と地面が干渉してしまう。さらに、タイヤの接地性(荷重)が少ないため、地面をしっかりとグリップした走行ができない。
3リンクリジットアクスル式サスペンションであれば、対地クリアランスを大きくとり、タイヤの接地性を向上できる。
これまでのジムニーは悪路走破性を突き詰めすぎてきたことで、オンロード性能は若干犠牲にされてきた。
事実、高速道路や幹線道路でのドライビング時にはタイヤのロードノイズやエンジン音などがかなり入り込んでくる。本格SUVに乗っている以上あきらめなければならないところだった。
しかし、現行モデルは悪路走破性と静粛性を両立。
下記図でも分かるように、車内への音の侵入を抑えるための遮蔽材をいたるところに設置。
本格SUVでありながら、オンロード性能も向上している。
今回はこの夏、レジャーに行くならこれで行きたい、をテーマに3台のクルマを国産車編として紹介した。もちろんレジャーに限らず普段の様々なシーンでも大いに活用できるクルマだろう。
次回は、外車編をお届けする。