京王線桜上水駅からほど近く、甲州街道沿いにある中華料理店「あぶらー亭」。
大学が近いからか若者の来店が多いように思った。
平日のみにはなるが、ランチセットのメニュー。
やはりウリは店名からも分かるように、あぶらー麺。
しかし、今回はどうしてもチャーハンが食べたかったため、Bセットを注文。
チャーハン、餃子、スープ、香の物のセットだ。
一般的なチャーハンの2倍はあるだろうか。ものすごいボリューム。この時点で食べきれるかどうか不安になるほど。
チャーハンはパラパラというわけでもなく、しっとりというわけでもない、ちょうど中間な感じ。
ひとくち口に入れると、香ばしさと具材のうまみが口の中いっぱいに広がって、至福の時が訪れる。チャーハンを食べている感じがひしひしと伝わってくる。チャーハンを食べているから当たり前と言えば当たり前だが。
何より、かなりの大きさのチャーシューがこれでもかというほどゴロゴロ入っていて、ネギの食感もシャキシャキ、食べ応えは満点!
ひとくち目に強烈なうま味がくる。
ということは、味は若干濃いめでもあるということ。量もかなり多いため、食べ続けていくと飽きがくる。
そこで…
セットのランチ餃子をパクリ。ランチ時以外でも提供されているのかは知らない。
ランチ餃子という言葉から想像するに、小振りかと思ったが、そんなことはなく、サイズはそこそこ大きい。
皮は薄めで見た目よりもあっさり味、でもにんにくがしっかり効いた餃子。
チャーハン化された口の中の雰囲気を変えるにはアリかな。
厨房の写真は撮影できなかったが、カウンターからなら作っている様子を見ることができる。
チャーハンの注文が入ると、ものすごい勢いで鍋をふってチャーハンを作る様子が見られる。
鍋をコンロに叩きつけるような激しいパフォーマンス、米粒が飛び散るように料理人の周辺を舞う、その作っている姿は圧巻だ。テーブル席もあるが、ぜひカウンターでその様子を見てほしい。
今のところ、チャーハンではNo.1!!
別の若い客(たぶん大学生でアメフト部か?という体型だった)はこのチャーハンの大盛りを頼んでいたが、店員から「多いですよ?大丈夫ですか?」と確認されていた。
本当に腹が減っていてたまらない状態だったら大盛りを頼む気持ちも分かる、そんなうまさがこのチャーハンにはある。
この日は一人で訪れたため、完食後の満腹感&疲労感はやばかった。
チャーハンを1つ注文して二人でシェアするのがちょうどいい。もしくはあぶらー麺と半チャーハン。
帰り際、お会計が済むと、すかさず店員が出口に向かって扉をあけて大きな声で「ありがとうございました」と見送ってくれる。最後まで気持ちがいい店だった。
唯一の欠点を言えば、お盆や食器がベタベタする。まあ、仕方ないかな。