●カールツァイス(Carl Zeiss)の歴史
1846年 カール・ツァイス氏がドイツのイエナに顕微鏡製造工房を設立
1889年 カールツァイス財団を設立
1894年 エルンスト・アッベ開発によるプリズム式双眼鏡を発売
1905年 日露戦争で東郷平八郎がツァイス双眼鏡を使用
1961年 西独カールツァイス社の100%出資でカールツァイス株式会社を創立
2013年 ミラーレスカメラ用交換レンズ「Touit」シリーズ発売
ブースはさほど広くないものの、うまくまとめられたセットだった。メーカーロゴがカッコイイ!
国内での展示は初めて。35mmフルサイズセンサー、F2レンズを実装した同社初となるレンズ一体型カメラ「ZEISS ZX1」。無駄を省いたシンプルデザインだが結構大きい。編集ソフト「Adobe Lightroom CC」をカメラに初搭載し、撮影・編集・共有を一台で完結できることがウリらしい。価格、発売日ともに未定(2019年2月時点)。
テーラーを再現したような一角。外人美女がかわりがわりポーズをとっている。周囲にはツァイスレンズを取り付けたカメラが置いてあり、ツァイスレンズの描写力を体験できるようになっていた。
家電量販店ではほとんど見ることができない同社の双眼鏡を多数展示。前述のZX1とは違ってこちらは実際に触って覗いて体験できた。日露戦争で使われるなど、歴史的双眼鏡に触れるいい機会。
カールツァイス社や同社の主力製品である双眼鏡の歴史、特長などをセミナー形式で紹介していた。双眼鏡には普段あまり触れることがないので貴重な話が聞けた。
双眼鏡に並んで同社の主力商品であるレンズ。中でもシネレンズは、コストパフォーマンスにも優れ、多様な焦点距離にも対応できる。多数のシネレンズをラインナップしている。
新製品の展示にも抜かりはない。何に使うのかよくわからないけど、新製品ということで…。
ドイツの「光学機器メーカー」だが「高額機器メーカー」でもある。しかし、性能、品質の高さを知れば高額なのも納得。加えてオシャレ。ツァイスブースを訪問して改めてそう実感した。ツァイス製品はあまり持っていないが、いつかはツァイスのヘビーユーザーになってみたいと、そんな夢を抱かせてもらった。