ソニーの大人気高級コンデジ「RX100」シリーズに取り付けが可能なハンドグリップ「HG-RX100」を試してみた。
HG-RX100は、初代RX100から最新モデルRX100M7すべてに対応している。
本体はアルミ削り出しの一体型ボディ。重さは100g程度。
本体以外の付属品は3点。
上写真左から、ネジを回すためのプラスドライバー、カメラ本体に取り付ける受けネジ(銀)、カメラ本体とグリップを固定する締めネジ(黒)。
まず、カメラ本体の三脚ネジ穴に受けネジを取り付ける。この際、ネジに切込みが入っている方を外側になるようにすること。
こうしないとネジを回せないばかりか、二度と外せなくなってしまう可能性もある。
受けネジは切込みに一円玉などを挿して回すと付けやすい。
次に、カメラ本体にハンドグリップをのせ、締めネジを回して取り付ける。
グリップを取り付けてもバッテリーやSDカードの取り出しが可能な点はありがたい。
さらに、カメラ本体にあるスピーカーをふさがないように工夫されている点もうれしい。
もともとカメラ本体にある三脚ネジはグリップの取り付けに使ってしまう。そのため、グリップには別の三脚ネジ穴が用意される。
これがまたちょうどいい位置にある。つまりカメラの光軸に沿った三脚やグリップの取り付けが可能となる。
グリップの握り部分には人工皮革のようなものでデザインされている。滑りにくい設計となっているだけでなく、デザインのアクセントにも。
グリップを取り付けても、充電やリモコン接続などに用いられる端子類も問題なく使用可能だ。もちろんストラップも付けられる。
RX100シリーズの大きな魅力の一つとなっているのが、180度チルトする背面の可動液晶モニター。今回のグリップを取り付けても背面液晶の可動に干渉しない設計。むしろ液晶の可動がやりやすくなった。
カメラ本体とグリップにはわずかながらに隙間ができるものの、密着感はよく、ぐらつきなどもない。
さらに注目すべきは、カメラ本体とグリップの質感に差異がないこと。後付したグリップとは思えないほどの一体感が得られる。このあたりは、作り込み、設計精度の高さがうかがえる。