T2～ヤツが帰ってきた！～

アクションSF映画の金字塔

1991年の公開から28年が経過してもなお、色褪せないおもしろさ。これまでなんど観たことか。地上波でもいくどとなく再放送が繰り返されてきた。

ウィキペディアによると、1993年から2016年までの間に14回も再放送されてきた。そのうち、1995年4月1日（土）再放送分は、最高視聴率28％を記録。再放送の平均視聴率は17.8％と高視聴率をたたき出している。すべてではないにしても、再放送されていればその都度観てきたと思う。

吹替派？字幕派？

個人的には、映画を映画館で観るなら字幕。自宅のテレビで観るなら吹き替えがいい。特に再放送されたターミネーター2の中でも人気の高い放送回が「フジテレビ版」のターミネーター2だ。

2019年2月8日に発売された「ターミネーター2 4Kレストア版 ［Blu-ray］」では、フジテレビ版のほか、DVD版、VHS版の3バージョンの日本語吹替版を収録している。同じセリフでも微妙に言い回しが異なるため、聞き比べるのも楽しい。でもやっぱりフジテレビ版が一番しっくりくる。

Eファーロング＝浪川大輔

フジテレビ版日本語吹き替えキャストは以下の通り。

T-800：玄田哲章

サラ・コナー：吉田理保子（現在は声優引退）

ジョン・コナー：浪川大輔

やはり主要キャスト3人はこの吹き替えに限るっていうくらいぴったり。吉田理保子氏は声優を引退しているようなので、もうこの声を聴くことはできないのは残念なところ。ただ、ジョン・コナー役のエドワード・ファーロングといったら浪川大輔氏というくらい顔と声の相性がぴったり。ターミネーター2を吹き替えで観るのならフジテレビ版！

豊富な映像特典

今回リリースされたBlu-rayソフトには、これまで販売されたソフトには収録されていなかった新規特典として「ターミネーター2：25年目の真実」を収録。「メイキング・オブ・T2」「未公開シーン2種」「2017年版劇場予告」「予告編集」に加え複数の音声特典も収録されている。

さらに、4K修復された劇場公開版137分、特別編153分、拡張特別編155分をすべて1枚のディスクに収録してシームレスに再生できるようになっているのもありがたい。ターミネーター2の世界にどっぷりと浸るには最高だ！

苦戦するターミネーターシリーズ

ターミネーターにはたくさんのシリーズが製作されている。ただ、ターミネーター2の前作となる「ターミネーター（1985公開）」や次作「ターミネーター3（2003公開）」「ターミネーター4（2009公開）」「ターミネーター：新起動／ジェニシス」は驚くほどおもしろくない。実際に日本での話題もいまひとつ。やはり、ターミネーター2がよく出来すぎているのか。続編がつまらなすぎるのか。いずれにせよ、ターミネーター2はアクション映画の傑作であることは間違いないと思う。