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あなたの知らない腕時計の世界②

実用ブランド編(1)

前回は世界5大ブランドを紹介したが、ここではより手の届きそうな価格帯で、しかも精度も高い、かつ実用的なブランドを紹介していこう。

なお、むろブログでは比較的シンプルなモデルを推している。

なぜなら、腕時計は道具だからだ。道具である以上、過度な装飾や派手なデザインは必要ないと考える。腕時計には時刻を知るという側面と、ステータスやアイコンとしての側面があると思う。この2つの側面を両立させるには“シンプルな腕時計”が一番いい。

個人的におすすめのモデルを紹介(各ブランド1~2本)しているので、参考にしてほしい。

※なお価格は公式サイトやネットの情報を元に、むろブログ独自に調べた価格(平均や相場)を掲載

ここで紹介するブランドは日本での人気も高い

①ロレックス

②オメガ

③IWC

の3ブランドだ。

①ロレックス

1915年に創業したロレックス。1926年には世界で初めてとなる完全防水ケース「オイスター」を、1931年には自動巻き上げ機構「パーペチュアル」を、1945年には日付が0時に瞬時に替わる「デイトジャスト」を開発。高価な芸術品としての時計だけではなく、新機能を次々に開発し、より「使える時計」に注力してきた。ロレックス専門の雑誌などが多数発行されていることからも分かるように、日本での人気、知名度はトップクラス。ただ、ロレックスだけではないが、年々価格が高騰しているのが気になるところだ。

▼エクスプローラーⅠ オイスター 39mm

価格:80~90万円程度

【ポイント】

●ブラックダイヤル

なんといってもこのモデル最大の魅力は視認性の高さ。ブラックのダイヤルに「3」「6」「9」の3つだけの数字。見やすい。シンプル。そこにカッコよさがある。

●オイスタースチール

耐久性・研磨性に優れ、過酷な環境下でも時計としての美しさを失わない。

●シンプルゆえ主張しすぎない

いかにも派手で高そうな腕時計をしていると、自慢しているように見えるのは自分だけではないはず。シンプルなデザインであるため控えめなのがいい。

②オメガ

1848年創業。NASAの宇宙計画の公式時計として採用された「スピードマスター」はあまりにも有名な一本。1969年の人類初の月面着陸の際に携行されたスピードマスターはムーンウォッチと呼ばれ人気がある。2014年には、15000ガウスの磁場にも耐えられる高帯磁キャリバー「マスター コーアクシャル」を発表。これによって時計界の長年の課題であった帯磁問題を解決した。

※帯磁問題:時計内部が磁気を帯びることで精度に影響を及ぼすこと

▼シーマスター300

価格:73万4400円(公式サイト 2019.6現在)

【ポイント】

●60周年復刻モデル

1957年に発売されたシーマスター300を現代に復刻させたモデル。シンプルだがどこかインパクトのある顔がいい。

●高帯磁

前にも書いたが、こちらも高い磁場に耐えられる超高帯磁性能を有したモデル。安心してどこでも使える点が高評価だ。

▼スピードマスター ムーンウォッチ

価格:95万400円(公式サイト 2019.6現在)

【ポイント】

●月面着陸モデル

月面着陸すべてに携行されたという伝説をまとう、オメガを代表する一本。クロノグラフを採用しつつも、ごちゃごちゃせずにまとめられたデザインは、カジュアルスタイルでも、ビジネススタイルでも合わせやすい。

●高帯磁

こちらも上記モデル同様に、高帯磁性能を有する。

③IWC

スイス時計の伝統とアメリカの先進技術の融合を目指して1868年に創業したIWC(International Watch Company)。同社の特長は、斬新な技術開発にある。1936年には精度の高い航空時計、1939年には大きいサイズのラグジュアリーモデル、1985年には500年先のカレンダーを表示できるモデルを次々と発表。常に時計界の話題をさらってきた。他のスイス時計にはない独特なデザインは所有欲を高めてくれるに違いない。

▼ポルトギーゼ・クロノグラフ

価格:81万5400円(公式サイト 2019.6現在)

【ポイント】

●唯一無二のデザイン

好みは分かれるかもしれないが、白文字盤にゴールドカラーの数字と針、ブルーの針がアクセントになっている。白文字盤のほかにも、ブルーやグリーン、ブラックなどがあり、多彩なラインナップから好みに合わせていろいろ選べる。

▼ポートフィノ・オートマティック

価格:54万5400円(公式サイト 2019.6現在)

【ポイント】

●均等な丸みと端正な仕上げ

ザ・腕時計と言わんばかりの端正な顔立ち。シルバーの文字や分針秒針にどこか惹かれる。ケースは均等に丸みを持たせふんわりとした印象に仕上がっている点も他にはない魅力がある。

●低価格?かなぁ?!

この点には異論もあるかもしれない。しかし、名門ブランドでこの値段は正直、優良コスパモデルと言えるだろう。一生モノとして考えれば十分にアリだ。

実用ブランド(1)まとめ

上記に紹介したモデルの中には、より派手なデザイン、より高価な素材(金やプラチナ)を使用したモデルもある。当然価格は上がる。気になる人はそちらのモデルをチェックだ。

次回は実用ブランド(2)をお届け!

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