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全国危険運転ローカルルール

クローズアップされる悲惨な交通事故

最近、聞かない日はないというくらい悲惨な交通事故が多発している。

全国各地には危険運転のローカルルールがいくつもある。

そこで、どのようなものがあるのか調べてみた。

地域ごとに代表的な運転行為をいくつか紹介。

愛知「名古屋走り」

●信号無視:黄色信号ではためらいなく交差点内に進入し、赤信号であっても状況によっては直進や右左折する。「黄色まだまだ赤勝負」

●速度超過:前方の交差点が赤信号であっても全速力で加速し停止するを繰り返す

●合図不履行:車線変更や右折時にウインカーを出さない

●右折フェイント:右折レーンから追い越しをかけて直進する

愛媛「伊予の早曲がり」

●直進車や左折車よりも先に右折する行為。右直事故の代表例

長野「松本走り」

●対向の直進車がいても強引に右折する

●赤信号であっても前車に続いて強引に右左折する

●右左折、進路変更時の合図不履行

●一時不停止

山梨「山梨ルール」

●対向の直進車がいてもいなくても、減速せずに右折する

兵庫「播磨道交法」

播磨道交法は神戸新聞社が全3章10条にまとめたものを紹介

●第一章 交差点

一条 先に入った車が優先。右折時、対向車が直進してきても待つ必要はない

二条 右折時、対向車が左折なら一緒に曲がらなければならない。左折車を先に行かせていると右折待ちの後続車からクラクションを鳴らされる

三条 自転車や歩行者は車が通らなければ赤信号は青とみなす

四条 右左折時、横断歩道を人が歩いていても、通れるスペースがあればすり抜けるべし

五条 右折は、右折信号が出てからが勝負。右折信号が消え赤と続く数秒間に何台潜り込めるか

●第二章 歩道・車線変更

一条 信号のない横断歩道。歩行者は車が途切れるまで待つべし。車は止まってはくれない

二条 車線変更。狭い間隔でもスペースさえあれば割り込み可

三条 指示器は曲がると同時に出す

●第三章 附則

一条 バスは停留所から車線へ戻るとき、辛抱強く待たなければならない

二条 前に人がいればクラクションで道をあけさせる

茨城「茨城ダッシュ」

●青信号に変わった瞬間、直進車よりも先に右折する

徳島「阿波の黄走り」

●黄色信号になったら加速して交差点に進入する

まとめ

ここで紹介したのはほんの一部だ。全国には似たようなローカルルールと言われる危険な違反行為が数多存在する。

こうして代表的なローカルルールをまとめていて気が付いたのは、右折に関する違反行為が多いこと。右折は優先順位では直進、左折に続いて一番低い。それゆえ、右折で待っていられない人が多く、こうしたローカルルールをいくつも生み出すことになっているのだろう。

毎日報道される見るにたえない交通事故の数々。加害者、被害者どちらにも当てはまらないように注意していきたい。

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