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【2018年版】 超個人的Car of the Year ベスト5

昨年2018年に発表・発売されたクルマのうち、様々な意味でよかったと思うクルマ5台を発表!

選考基準は超個人的な見解で5項目を採点。(各20点 合計100点満点)

①見た目などの「デザイン」

②価格やリセールなどの「コスパ」

③エンジンスペックや排気量などの「動力性能」

④燃費効率や環境・先進技術「先進性」

⑤「総合魅力度」

これら5項目を勝手に採点。2018年に新型車としてメーカーから公式に発表、もしくは発売されたクルマが対象だ。

それではいこう!

【第1位】ベントレー コンチネンタルGT 96点

デザイン:20点

コスパ:18点

動力性能:20点

先進性:18点

総合魅力度:20点

●スペック

エンジン/総排気量:ツインターボチャージドW12 TSI/6.0L

最高馬力:635ps

価格:25,680,000円

●解説:2003年に登場し世界中で大ヒットを記録したコンチネンタルGT。窮地のベントレー社を立て直した初代から数えること3代目。ポルシェ主導で開発されたらしいが、全方位どこから見てもイギリスらしさ、近代ベントレーらしさが体現されている。クセの強いフロントマスクは好き嫌いが分かれるかもしれない。スペックはもはや言うまでもない。燃費は超悪い。

【第2位】スズキ ジムニー(660) 94点

デザイン:20点

コスパ:20点

動力性能:19点

先進性:16点

総合魅力度:19点

●スペック

エンジン/総排気量:直列3気筒/660cc

最高馬力:64ps

価格:1,841,400円(4WD/4AT)

●解説:1998年以来の大フルモデルチェンジ。原点回帰ともいえるスクエアなボディデザイン。拡張性の高いシルエットは発表直後から大きな話題に。オーナーとして外すことができない一台だ。ドノーマルで乗るもよし!カスタマイズするもよし!軽自動車ならではのランニングコストも魅力。

トミカ版ジムニー

【第3位】トヨタ センチュリー 91点

デザイン:20点

コスパ:15点

動力性能:19点

先進性:19点

総合魅力度:18点

●スペック

エンジン/総排気量:V8+モーター/5.0L

最高馬力:381ps

価格:19,600,000円

●解説:厳かな天皇陛下の車両としてもおなじみのセンチュリー。セダンの中のセダン、クルマの基本中の基本。先代のイメージを壊すことなく、うまくまとめた外観は高評価。内装は見た目よりも座り心地重視。トヨタというよりも日本のフラッグシップと言っても過言ではない。残念な点は、価格は前モデルよりも大幅に上昇してしまったこと。それなのに、レクサス LSとプラットフォームを共有しているということ。乗り心地はLSと一緒なのか?それもこれも、セダン好きなら許してしまうか。

【第4位】アルピーヌ A110 86点

デザイン:18点

コスパ:17点

動力性能:19点

先進性:15点

総合魅力度:17点

●スペック

エンジン/総排気量:直列4気筒直噴ターボ/1.8L

最高馬力:252ps

価格:7,900,000円~

●解説:ずいぶんなつかしい響き「アルピーヌ」。ながらく市場から姿を消していたフランスの自動車メーカーのアルピーヌが復活した。その復活第1号車がA110だ。1970年代に活躍したA110を現代に蘇らせた。当時のRRではなくなったが、ミッドシップの採用と直4&軽量化によって252psを発揮する走りは魅力的。デザインも懐かしさと新しさを絶妙にマッチさせている。あまり欲しいとは思わないが、インパクトの強さで今回ランクイン。

【第5位】ロールスロイス カリナン ??点

デザイン:0点?

コスパ:0点??

動力性能:20点

先進性:20点

総合魅力度:100点???

●スペック

エンジン/総排気量:V12/6.7L

最高馬力:571ps

価格:38,945,000円

●解説:あのロールスロイスまでもがSUVに手を出す時代になったのか。そんな衝撃を受けた一台。はじめて見たときは何かの冗談で合成写真かと思った。ロールスロイスが出すクルマなのだから素晴らしいのは間違いないと思うが、スタイル、価格いずれも惹かれない。魅力度は高いのになぜか惹かれない稀有なクルマということで今回番外編的な意味で強引にランクイン。

【番外編】

第6位 レクサス LS

第7位 BMW 523d

第8位 フォルクスワーゲン アルテオン

第9位 トヨタ クラウン

第10位 アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ

【総評】

第6位から第10位はすべてセダンという、セダンびいきが色濃く出ているものの、上位5車種中、セダン1車種、SUV2車種、クーペ2車種という結果となった。これも市場の“SUV人気”は避けて通れないという背景がある。

――

2018年はモデルサイクルの長い国産車が多数フルモデルチェンジを果たした。とりわけ国産車のモデルサイクルは短い。1~2年でマイナーチェンジ、3~4年でフルモデルチェンジが通例。そうした中、モデルサイクルが長いのにはそれなりの理由がある。クルマそのものの完成度が高く、なにより絶大な人気がありコアなファンを多く抱えているモデルだ。加えて需要もあるとなれば長く生産される。こうしたロングセラーモデルを大胆に変更してしまうことによって往年のファンが離れていってしまうこともあり、人気車のフルモデルチェンジはリスキー。

しかし、ジムニー(1998年以来20年ぶりのフルモデルチェンジ)にしてもセンチュリー(初代は1967年に登場し1997年まで約30年間フルモデルチェンジをせず、今回で1997年以来21年ぶりのフルモデルチェンジ)にしても、これまでの高い完成度を維持しながら往年のファンの期待や信頼を失墜させていない。クルマの個性を維持しつつ、それを生かしたデザイン変更。最新の安全技術の投入。燃費の向上。乗り心地の改善、快適性の向上。これらをうまく取り入れている。こうした日本の高いクルマ製造技術が光った1年だったように思う。

近年の自動車を取り巻く環境は大きく変化している。電気自動車の隆盛、ガソリンエンジンからの完全撤退、クルマは所有せず利用するもの・・・時代の流れは変化として受け入れつつも、2019年はクルマ本来の魅力も忘れずにいきたい。

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